校正について

ご購入いただいた製品の
精度を維持しながら末永くご使用いただくこと
・・・それがテクネ計測の願いです

修理・校正を依頼する際は、受付番号が必要ですのでご連絡下さい。
受付番号発行後、下記の申込書をDLし記載して、製品に送付してお送りください。

修理・校正サポートお申込用紙ダウンロード

テクニカルセンターを新設し、厳格な環境の中、計測器に不可欠なトレーサビリティのある校正・サポート業務を行っております。

定期校正の必要性

信頼性のある測定を保つために、各計測器の定期的な校正を推奨しております。
計測器には経年劣化がつきものであり、如何なる計測器も時間の経過とともに測定誤差の可能性が増えて行きます。その誤差が測定精度に影響をしないことを確認することは重要です。
校正周期は計測器により様々です。TK-100露点計の場合、測定部のセラミックの経年劣化のため1年に1回の校正を推奨していますが、人工的で安定度の高い高分子を使用した湿度計やPT100温度計の劣化が主な鏡面冷却式(ミラー式)露点計は2年に1回の校正を推奨しています。

トレーサビリティのある校正

株式会社テクネ計測では、本社内にテクニカルセンターにおいて、厳格な温度・湿度管理がなされた校正に最適な環境の中で、各種計測器に対し、トレーサビリティのある校正を行っております。トレーサビリティのある校正は2種類に分かれます。ISO/IEC17025に準拠するJCSS校正、およびISO9001に準拠するISO9001校正です。露点計については、鏡面冷却式露点計を基準器とし、高精度の湿度発生器を用いて、信頼性のある校正を行っております。
また、Class1000※のクリーンブースを設置しておりますので、必要に応じてクリーンな環境での校正を行っております。
※クリーンブースの清浄度を表す尺度です。Class1000は1f3(立方フィート≒28.3㍑)中の微粒子が1000個以内であることを意味します。

イメージ:トレーサビリティのある校正

JCSS認定校正

-10°Cから-70°Cまでの低露点域において、日本で初めてJCSSの校正事業者とし登録されております。
これにより、トレーサビリティの有る従来のISO9001校正に加え、JCSSがISO/IEC17025に準拠し適切であると認定された、設備・品質システム・校正方法に則った校正を行うことが可能となり、その不確かさが国に認められています。その結果はJCSSロゴが記載された校正証明書として発行されます。
また、弊社は国際MRA対応事業者としても認定されており、弊社発行のJCSSロゴ付校正証明書は、国際相互承認プログラム(MRA)により、海外でも受け入れられます。

イメージ:JCSS認定校正

JCSSとは...

Japan Calibration Service System、計量法校正事業者登録制度、の略です。計量法に基づいて経済産業大臣に代わりNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が校正機関を登録する制度で、高精度な計測や品質管理の信頼性確保を目的として立ち上がりました。計量法にもとづいた審査(技能試験や文書・現地審査)により、校正能力、品質システムや不確かさの見積り方法が規定に合致していることを認められた機関だけがJCSSの校正事業者として登録されます。

イメージ:JCSS

当社は、認定基準としてISO/IEC 17025(JISQ17025)を用い、認定スキームをISO/IEC 17011に従って運営されているJCSSの下で認定されています。JCSSを運営している認定機関(IAJapan)は、アジア太平洋試験所認定協力機構(APLAC)及び国際試験所認定協力機構(ILAC)の相互承認に署名しています。当社校正室は、国際MRA対応JCSS認定事業者です。JCSS 0272は、当校正室の認定番号です。

ISO9001校正

当社は、ISO9001品質規格の認定事業者です。一貫した製品、サービスの提供及び顧客満足度の向上を目指し、品質マネジメントシステムを実行しています。校正においても同規格の厳格なシステムに準拠しトレーサビリティ関連書類を発行しております。

イメージ:ISO9001校正

他社校正・調整に関して

当社では、当社で販売していない製品に対しても、供給範囲内であれば、校正を受け付けております。但し、製品により当社における調整が不可能なものも御座いますので、調整の可否についてはご相談ください。

校正供給範囲に関して

当社では、以下の範囲でトレーサビリティ機器を維持し、トレーサビリティを常時確保しております。

項目 基準器維持範囲 一般的な供給範囲 校正周期 該当国家標準
露点 -90〜+70℃ -80〜+10℃ 2年 NIST
    -70〜+10℃ 1年 産総研
    -10〜+70℃ 2年 産総研
    20〜80%RH 2年 産総研
温度 0〜100℃ 0〜100℃ 2年 NIST
    0〜30℃ 3年 産総研
酸素 100ppm,1% 100ppm,1% 1年 産総研
CO2 1000ppm 1000ppm 1年 産総研
SF6 95%,98% 95%,98% 1年 産総研

湿度測定の指針

当社では、英国NPL、英国計測制御学会共著「湿度測定の指針」の翻訳・発行・販売を行っております。

湿度測定の指針

連絡先

テクニカルセンター

〒213-0002 神奈川県川崎市高津区二子6-14-10
TEL:044-379-0134
FAX:044-379-4105
e-mail:
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